積乱雲の富士
「富士山シリーズ」と呼ばれるほど多くの富士山作品を残したが、描き始めたのは1960年代、画家が60歳を迎えた時期と遅く、1970年代以降には数多く描いている。 横山大観をはじめとした巨匠が必ず描き、日本の象徴的な富士を描くには、並々ならぬ覚悟が必要だったのかもしれません。 片岡氏は富士山に対して、「描いても描いても描ききれないのが富士。だから生涯を通じて富士を描き続けたい」とコメントを残している。
技法 | 紙本彩色 |
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画寸 | 25.0 × 100.3 cm |
額寸 | 43.8 × 119.5 cm |
レゾネNo. | 片岡球子画集 No.284 |
制作年 | 1983年 |
鑑定書 |
東京美術俱楽部鑑定 |
備考 |
共シール 1983年「片岡球子 富士の四季展」(銀座・松屋 名古屋・松坂屋)出品作品 |
在庫状況 | 在庫あり |
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片岡球子について
鮮やかな色彩と力強く独創的な作風で知られ、院展の重鎮として活躍、現代日本画壇に大きな足跡を残す。103歳で世を去り、80年に渡って、描きたいという情熱に身をゆだね、思いのままに描き続けた。 富士山を多く描き、野太い線と激しい原色が強烈な印象を与える。作風が非常に個性的であったため、初期は落選を重ねました。しかし、粘り強く努力して次第に頭角を現し、遅咲きの47歳で日本美術院同人となりました。