作品番号:0015970
片岡球子 積乱雲の富士
作品画像
作品の詳細
- 技法
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紙本彩色
- 画寸
- 25.0 × 100.3 cm
- 額寸
- 43.8 × 119.5 cm
- レゾネ No.
- 片岡球子画集 No.284
- 制作年
- 1983年
- 鑑定
-
東美鑑定評価機構鑑定証
- 備考
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共シール
1983年「片岡球子 富士の四季展」(銀座・松屋 名古屋・松坂屋)出品作品
- 在庫状況
- 商談中
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作品の解説
「富士山シリーズ」と呼ばれるほど多くの富士山作品を残したが、描き始めたのは1960年代、画家が60歳を迎えた時期と遅く、1970年代以降には数多く描いている。 横山大観をはじめとした巨匠が必ず描き、日本の象徴的な富士を描くには、並々ならぬ覚悟が必要だったのかもしれません。 片岡氏は富士山に対して、「描いても描いても描ききれないのが富士。 だから生涯を通じて富士を描き続けたい」とコメントを残している。
片岡球子の《積乱雲の富士》は、燃えるような赤と群青を基調に、富士山に立ち上る積乱雲の激しい動勢を描いた、日本画ならではの迫力に満ちた作品です。山肌を走る荒々しい筆致と、金線で縁取られた雲のうねりは、自然のエネルギーそのものを視覚化するかのようで、静的な象徴としての富士ではなく、今まさに呼吸し、噴き上がる存在としての富士山を感じさせます。平面的で装飾性の高い構成は、伝統的日本美術の様式を踏まえつつ、強烈な色彩対比によって現代的な緊張感を生み出しています。 片岡球子は、日本画壇において独自の道を切り拓いた画家であり、晩年まで富士山を主要な主題として描き続けました。長年にわたり評価されにくい時期を経験しながらも、揺るぎない信念で制作を続け、やがて院展を代表する存在となります。本作にも、自然への畏敬と画家自身の生命力が重ね合わされ、富士山は精神的象徴として力強く立ち現れています。