千住博
日本画の存在やその技法を世界に認知させ、真の国際性をもった芸術領域にすべく、講演や著述など幅広い活動を行っている。ニューヨークを拠点に世界的に活躍する日本画家
千住博のデータ
千住博の略歴
- 1958年(昭和33年)
1月7日(火)、東京都杉並区に工学博士の千住鎮雄と、エッセイストの千住文子の長男として生まれる。
- 1982年(昭和57年)
東京藝術大学 美術学部絵画科 日本画専攻を卒業。
- 1984年(昭和59年)
東京藝術大学 大学院修士課程修了。修士課程修了作品「回帰の街」が大学の買上げとなる。
- 1987年(昭和62年)
東京藝術大学 大学院博士課程修了。博士課程修了作品が東京大学買上げとなる。
- 1989年(昭和64年/平成元年)
マンリー市立美術館(シドニー・オーストラリア)にて個展「ジ・エンド・オブ・ドリーム」
- 1990年(平成2年)
神奈川県立近代美術館にて催された「収蔵作品による近代日本画の歩み展」に参加。
- 1993年(平成5年)
ニューヨークの美術誌「ギャラリーガイド」の表紙に選出される。
マックスウェルデビッドソンギャラリー(ニューヨーク・アメリカ)にて個展「Flatwater」
- 1994年(平成6年)
山中湖高村美術館(山梨)にて 個展「千住博1980−1994展」
- 1995年(平成7年)
台北市美術館(台北・台湾)にて個展「千住博展」
第46回 ヴェネツィアビエンナーレ(イタリア)絵画部門にて東洋人として初めて名誉賞を受賞。
- 1996年(平成8年)
彫刻の森美術館にて個展「千住博 Waterfalls & Glasses」展
- 1998年(平成10年)
広島市現代美術館収蔵の「八月の空と雲」に対し紺綬褒章を賜る。
- 2000年(平成12年)
「両洋の眼展/21世紀の絵画」に出品の作品「ライフ」に対し河北倫明賞を受賞。
- 2002年(平成14年)
第13回 MOA岡田茂吉賞大賞を受賞。
- 2003年(平成15年)
グランドハイアット東京の3階ホワイエに幅25メートルの「ウォーターフォール」壁画を制作。
大徳寺聚光院別院襖絵が完成。東京国立博物館にて「大徳寺聚光院の襖絵展」として一般公開。制作の様子はNHKにて「77面の宇宙」として放映された。
- 2004年(平成16年)
東京国際空港 第2旅客ターミナルのアートディレクションを担当。
- 2005年(平成17年)
福岡アジア美術館にて個展「大徳寺聚光院別院襖絵七十七枚の全て」展
- 2006年(平成18年)
ジャガー・ルクルト「レベルソ」誕生75周年特別限定モデルの文字盤をデザイン。
山種美術館にて個展「千住博」展
- 2007年(平成19年)
松風荘(フィラデルフィア・アメリカ)に襖絵20点を奉納。
京都造形芸術大学の学長に就任。
- 2008年(平成20年)
赤坂サカス赤坂Bizタワーの壁画「四季樹木図」を制作。
- 2009年(平成21年)
ベネッセ・アートサイト・直島・家プロジェクトに参加。
- 2010年(平成22年)
東京国際空港新国際線ターミナルのアートディレクションを担当。
APEC JAPAN 2010の会場構成を担当。
- 2011年(平成23年)
JR博多駅のアートディレクションを担当。
軽井沢千住博美術館が開館。
グッチ創設90周年を記念する金閣寺方丈でのアーカイブ展「時の贈りもの」を監修。
- 2012年(平成24年)
OUBセンター(シンガポール) 壁画が完成。
「日本舞踊×オーケストラ-伝統の競演-」の舞台美術を担当。
- 2013年(平成25年)
回向院(両国・東京)の新障壁画完成。
オペラ「KAMIKAZE」の舞台美術を担当。
大正大学さざえ堂のアートディレクションを担当。
大徳寺聚光院(本院、別院)襖絵完成
KITTE開業記念アートプロジェクト「想い桜」を監修。- 2015年(平成27年)
京都造形芸術大学学長、現在京都造形芸術大学教授。同大学付属康耀堂美術館館長。京都造形芸術大学・東北芸術工科大学共同教育機構「藝術学舎」学舎長。ヴァン・クリーフ&アーペル芸術学校(レコール)マスターズコミッティー委員。公益財団法人徳川ミュージアム相談役。
- 2016年(平成28年)
大徳寺聚光院創建450年を記念して、奉納した襖絵を狩野永徳の国宝障壁画、重要文化財の茶室「閑隠席」とともに2017年3月26日まで特別公開。平成28年度外務大臣表彰受賞。
- 2017年(平成29年)
第4回イサム・ノグチ賞受賞。
- 2018年(平成30年)
「高野山金剛峯寺 襖絵完成記念 千住博展 ―日本の美を極め、世界の美を拓く―」 を開催
日米特別功労賞受賞(ニューヨーク商工会議所)
- 2020年(令和2年)
高野山金剛峯寺障屏画が奉納される
- 2021年(令和3年)
第77回恩賜賞及び日本芸術院賞授与
- 2022年(令和4年)
日本芸術院会員に任命
第4回日米協会金子賢太郎特別賞受賞
- 2023年(令和5年)
ヴィクトリア&アルバート博物館(英国)収蔵、常設展始まる