フォーリングカラー オレンジ
1995年のヴェネツィア・ビエンナーレに出品した「ザ・フォール」が東洋人として初めて絵画部門優秀賞を受賞して以来、滝は作家の代名詞的な画題となっており、国際的にも非常に高い人気を誇っています。作品は、紀貴之の『花実相兼』(表現と技法が一致した時に真の芸術が生まれる)という言葉を実践する形で、絵の具を上から下へ流して画面上に実際の滝を作り出すことによって制作されています。「フォーリングカラー」シリーズは天然岩絵の具の色彩を生かしたいという作者の想いから生まれたもので、本作も鮮やかなオレンジ色が印象的な逸品です。 また、デジタル版画製作の第一人者・長谷川真紀男との共同開発による「HSエディション」作品のため、従来の版画にはない日本画特有の岩絵の具、墨の質感の再現性が追求された深みのある一枚となっております。
技法 | HSエディション |
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画寸 | 45.3 × 45.3 cm |
額寸 | 73.0 × 72.0 cm |
紙寸 | 58.7 × 58.7 cm |
用紙 | Hahnemuhle German Etching 310g |
制作年 | 2007年 |
版数 | 6色 |
限定部数 | 100 |
サイン | 本人サイン |
版元 | ミレーヴ研究所 |
工房 | 長谷川真紀男 |
在庫状況 | 在庫あり |
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千住博について
日本画の存在やその技法を世界に認知させ、真の国際性をもった芸術領域にすべく、講演や著述など幅広い活動を行っている。ニューヨークを拠点に世界的に活躍する日本画家