コンテンツを読み込み中
ジョアン・ミロの新着作品を
LINEでお知らせします。
ジョアン・ミロ《黒い砂浜》は、黒く大きく広がる面と、赤い円、そして自在にうねる黒線とを最小限の要素で組み合わせ、海辺の情景をきわめて詩的に抽象化した作品です。 題名が示すとおり、画面下の深い黒は砂浜や大地を思わせ、その上に浮かぶ赤い円は太陽、あるいは沈みゆく光の気配として感じられます。 単純な構成でありながら、広い余白と線のリズムによって、静けさと生命感とが同時に立ち上がる点に、ミロ特有の魅力があります。 ミロは1893年バルセロナ生まれ。 シュルレアリスムと深く関わりながら、星、鳥、女、記号的フォルムを独自の造形言語へ高め、20世紀美術を代表する巨匠となりました。 本作にも、風景をそのまま描くのではなく、自然の記憶や宇宙的な感覚へと変換する、ミロならではの自由で洗練された詩情が鮮やかに表れています。