北山初雪
京の街に粉雪が舞い降りる朝、周山街道を行く。雪を戴く北山杉の谷。頂上に刈り残された葉の繁みと、それを支える幹の垂直線の面白さ。白一色の重なりの中にすける葉の色。蔭の暗さが樹幹の並びを引き立てる。冬の朝の厳かな爽やかさ。その清浄な喜び。
作家・川端康成の言葉をきっかけに制作
川端康成がノーベル賞を受賞した記念に東山魁夷が贈る
京の街に粉雪が舞い降りる朝、周山街道を行く。雪を戴く北山杉の谷。頂上に刈り残された葉の繁みと、それを支える幹の垂直線の面白さ。白一色の重なりの中にすける葉の色。蔭の暗さが樹幹の並びを引き立てる。冬の朝の厳かな爽やかさ。その清浄な喜び。
作家・川端康成の言葉をきっかけに制作
川端康成がノーベル賞を受賞した記念に東山魁夷が贈る