作品番号:0005345
東山魁夷 白馬の森
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 41.5 × 60.5 cm
- 額寸
- 62.2 × 81.0 cm
- 紙寸
- 56.5 × 76.0 cm
- 制作年
- 1994年
- 用紙
- B.F.K リーブ紙
- 版数
- 37版43色
- 限定部数
- 250
- 取材地
- 富士山五合目ブナの原生林
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
それまで、風景の中に生き物を描かなかった魁夷であったが、白馬の登場により、自然と風景との関係性の新たな境地を迎えた東山魁夷を代表する作品。 『心の奥にある森は、誰にも窺い知ることはできない———。』 深い森の中に一頭の白馬が佇む幻想的な光景を描いた作品です。森全体の密やかな“静” に対して、白馬はごくわずか に首を傾げるかのように描かれ、“動” の気配を感じさせます。ほとんど動きのない画面の中に、わずかに“生命の気配” があることで、画面に緊張感と詩情が宿り、観る者の心を静かに動かします。「~白い馬の見える風景~」18 点の内、 第1 作目の本作は、ひときわ象徴的な存在として白馬が描かれています。濃密な青に包まれた、人の手がまだ加えられ ていないような静かな森は、まるで誰にも知らせない内に秘めた思いのようです。その樹々をかき分け森の精霊ように現れ た白馬は、秘めた思いを伝えるために現れたメッセンジャーなのか、こちらに訴えかけるような視線を向けています。