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長谷川潔「サン・ポール・ド・ヴァンスの村」マニエル・ノワール

長谷川潔「サン・ポール・ド・ヴァンスの村」マニエル・ノワール

『ビブリス』は美術史家で版画家のピエール・ギュスマンによって1921年に創刊された季刊の美術専門誌で、本作はそのうちの第8巻31号の特装版100部に挿入されていた。同じ構図の作品が1925年に既に制作されており、ビブリス版はそれを基に細かい修正を加えて再刻されたものである。長谷川は1920年代に寓意をこめた象徴的な裸婦像の銅版画作品を数多く制作しており、その意図するところは線によっていかに思想を象徴的なものとして表現するかにあった。

技法 マニエル・ノワール
画寸 14.2 × 18.3 cm
紙寸 22.5 × 28.0 cm
用紙 J.Perrigot Arches Special MBM
レゾネNo. No.207
制作年 1929年
限定部数 100
サイン 本人サイン
版元 Éditions Albert Morancé, Paris
在庫状況 売却済

長谷川潔について

大正・昭和期に活躍した日本の版画家。1918年(大正7年)にフランスへ渡り、様々な銅版画の技法を習熟。特にメゾチント(マニエール・ノワールとも)と呼ばれる古い版画技法を復活させ、独自の様式として確立させたことで有名。渡仏して以来、数々の勲章・賞を受けたが、一度も帰国せずにパリで没した。

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