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長谷川潔「ヴェヌヴェル風景」ポアント・セッシュ

長谷川潔「ヴェヌヴェル風景」ポアント・セッシュ

ニードル(鉄筆)で直接銅板に描画し、線の縁にできる金属の捲れにインキがたまることで独特の滲みの効果を得られるポアント・セッシュによる作品。 ヴェヌヴェルはフランス南部サルト県にある農村である。葉の一枚一枚に至る細部まで細かく描きこまれ、まるで群衆が蠢いているかのように個性的な木々からは、「一木一草をつかもうとすると、かならず神に突き当たる」と語った作者の、自然の神秘性に対する深い畏敬の念を感じ取ることができる。

技法 ポアント・セッシュ
画寸 22.0 × 31.0 cm
紙寸 31.6 × 44.0 cm
レゾネNo. No.263
制作年 1941年
限定部数 50
サイン 本人サイン
在庫状況 在庫あり

長谷川潔について

大正・昭和期に活躍した日本の版画家。1918年(大正7年)にフランスへ渡り、様々な銅版画の技法を習熟。特にメゾチント(マニエール・ノワールとも)と呼ばれる古い版画技法を復活させ、独自の様式として確立させたことで有名。渡仏して以来、数々の勲章・賞を受けたが、一度も帰国せずにパリで没した。

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