作品番号:0009603
ジョルジュ・ルオー バレリーナ
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
アクアチント
- 画寸
- 30.0 × 19.5 cm
- 額寸
- 60.8 × 50.7 cm
- レゾネ No.
- Chapon & Rouault.205
- 制作年
- 1930年
- 用紙
- BFK Rives
- 限定部数
- 270
- 版元
- Ambroise Vollard
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
ジョルジュ・ルオー《バレリーナ》は、舞台に立つ踊り手を描きながら、その華やぎの奥にある孤独と静かな緊張を、深い色調と力強い輪郭によって表した作品です。正面を向いて立つバレリーナは、踊りの最中というより、むしろ幕間の一瞬を思わせる佇まいを見せています。淡い衣裳をまといながらも、その身体は黒い線にくっきりと縁どられ、可憐さだけではない、どこか人間的な重みを感じさせます。緑を帯びた背景と赤い床の対比も印象的で、舞台の明るさよりも、内に沈んだ精神の気配が強く立ち上がります。ルオーは道化師や踊り子といった舞台の人物に、人生の哀感と尊厳を重ねました。本作にも、見られる存在としてのはかなさと、それでもなお失われない気高さとが静かに宿っています。華やかな主題を超えて、深い余韻を残す一作です。