作品番号:0009217
後藤順一 森への誘い
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作品の解説
日本画家・後藤順一(ごとう じゅんいち)は1948年京都府生まれ。 京都市立芸術大学日本画専攻科を修了し、日本美術院(院展)を中心に活躍する日本画家である。院展では奨励賞や春の院展外務大臣賞を受賞し、日本美術院特待として評価を確立した。 花鳥や自然の生命を題材とした繊細な表現を得意とし、静かな情感と気品を湛えた作品で知られている。 本作「森への誘い」は、森に生きる狐の姿を静かな緊張感とともに描いた日本画作品である。 柔らかな毛並みやしなやかな体の動きが細やかな筆致によって表現され、こちらを振り返るような狐の視線が画面に物語性を生み出している。背景の淡い緑と黄の色調は森の気配や大地の温もりを感じさせ、動物と自然が調和する穏やかな空間を描き出している。 野生の動物が持つ静かな生命力と神秘的な存在感を繊細に表現した本作は、後藤順一の花鳥画・動物画に見られる自然観と豊かな感性がよく表れた作品である。