作品番号:0016161
後藤順一 胡蝶侘助
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作品の解説
日本画家・後藤順一(ごとう じゅんいち)は京都府生まれ。京都市立芸術大学日本画専攻科を修了し、日本美術院(院展)を中心に活躍してきた日本画家である。 院展では奨励賞や外務大臣賞を受賞するなど高い評価を受け、現在は日本美術院特待として活動している。自然の風物や花鳥を題材に、繊細な描写と静かな情感を湛えた作品を多く発表している。 本作「胡蝶侘助」は、可憐な侘助椿の花と猫の姿を組み合わせた、優雅で温かな情趣を感じさせる作品である。 丸く身を寄せた猫の柔らかな毛並みや澄んだ緑の瞳が繊細に描かれ、周囲に配された椿の花が画面に季節感と彩りを添えている。金地の背景は日本画特有の華やかさを生み出し、静かな気品と装飾性を兼ね備えた画面を構成している。 猫という身近な存在と日本の伝統的な花を組み合わせた本作は、後藤順一の繊細な観察力と花鳥画の魅力がよく表れた作品であり、温もりと優雅さを感じさせる一枚となっている。