作品番号:0014757

川端龍子 長春花

作品画像

川端龍子「長春花」日本画

作品の詳細

技法

日本画

画寸
57.3 × 72.3 cm
額寸
81.5 × 96.5 cm
鑑定

東美鑑定評価機構鑑定証

在庫状況
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作品の解説

川端龍子《長春花》は、薔薇を主題に据えながら、その生命の推移と気配を静かに、しかし明確な造形意識によって描き出した日本画作品です。
画面には赤、黄、そして蕾の薔薇が枝葉とともに配され、開花・盛期・生成という時間の流れが一枝の中に凝縮されています。
余白を大きく取った構成は、対象を写し取るだけでなく、花の存在そのものを象徴的に浮かび上がらせ、観る者の視線を自然に導きます。
川端龍子は、従来の日本画の枠組みにとらわれず、大胆な構図とスケール感によって近代日本画を切り拓いた画家ですが、本作ではその精神が抑制されたかたちで結実しています。
写実に裏打ちされた葉の質感や枝の力強さには、自然への深い洞察が感じられ、華やかさの奥にある静謐さが画面全体を支配しています。
《長春花》は、龍子芸術における「生命を捉える眼差し」が端正に示された、完成度の高い一作といえるでしょう。

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