作品番号:0000409
山中雅彦 バラ
作品画像
作品の解説
洋画家・山中雅彦(やまなか まさひこ)は1981年に白日会展で佳作賞を受賞して会友となり、1983年には白日会T賞・奨励賞を受賞、1984年には白日会会員へ推挙されるなど、日本の写実洋画の分野で高い評価を得ている作家である。 花や果物などの静物を題材に、光や質感を丹念に描き出す精緻な写実表現で知られ、卓上静物を中心とした作品を多く発表している。 本作「バラ」は、柔らかく咲き誇る一輪の薔薇を主題に描いた気品ある静物画である。 幾重にも重なる花弁の繊細な陰影や、柔らかな色彩の変化が丁寧な筆致によって表現され、花の持つ優雅さと生命感が画面に広がっている。 落ち着いた背景の中から薔薇が静かに浮かび上がるような構図によって、花の美しさと存在感が際立つ。 山中雅彦の卓越した写実描写と静物表現の魅力が凝縮された、品格ある花の作品である。