湖畔
霧にけぶる朝の湖畔に、作家が「森」シリーズとして初期の頃に好んで描いたモチーフである鹿が佇んでいます。古来から神の化身であり森の守り神とされた老鹿の死に立ち会うという稀有な体験をし、それから対象の表層ではなく本質を描きだすことの重要性に気づいた作家は、何百枚もの鹿を描き続けました。神聖な鹿に対する作家の畏敬の念を感じられる逸品です。
技法 | 日本画 |
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画寸 | 3号 |
額寸 | 47.3 × 42.0 cm |
制作年 | 2019年 |
サイン | 共シール |
在庫状況 | 売却済 |
千住博について
日本画の存在やその技法を世界に認知させ、真の国際性をもった芸術領域にすべく、講演や著述など幅広い活動を行っている。ニューヨークを拠点に世界的に活躍する日本画家