作品番号:0012670

片岡球子 めでたき百壽の富士

作品画像

片岡球子「めでたき百壽の富士」リトグラフ+本金箔+本プラチナ箔

作品の詳細

技法

リトグラフ

本金箔

本プラチナ箔

画寸
45.7 × 53.4 cm
額寸
71.0 × 76.5 cm
レゾネ No.
No.115
制作年
2005年
版数
35版35色
限定部数
200
サイン
本人サイン
在庫状況
売却済

作品の解説

片岡球子による本作《めでたき百壽の富士》は、作家が生涯にわたり描き続けた富士の主題を、いっそう祝祭的かつ華麗に展開した、実に片岡らしい一作です。
片岡は、対象の写実的再現にとどまらず、内から湧き上がる生命力や吉祥性を大胆な色彩と奔放な形態へと置き換えることで、独自の日本画世界を築き上げましたが、本作にもその真骨頂が鮮やかに示されています。
白くそびえる富士は、赤く染まる山肌と金地を思わせる背景によってひときわ神々しく際立ち、松と大輪の紫花が手前に配されることで、画面全体に寿ぎの気分と豊かな装飾性が満ちています。
黒、赤、白、金、紫、緑という強い色彩の響き合いは、単なる風景描写を超え、富士を日本の精神風土そのものの象徴として高らかに謳い上げているかのようです。
片岡球子ならではの自由闊達な線と、どこか愛嬌を帯びた明快な造形感覚は、本作に晴れやかな力強さと親しみやすさを同時にもたらしています。
めでたさと生命の歓びとが一体となって立ち上がるところに、この作品ならではの大きな魅力があるでしょう。

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