作品番号:0004961
平山郁夫 絲綢之路 パミール高原を行く
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
セリグラフ
- 画寸
- 45.5 × 60.5 cm
- 制作年
- 2004年
- 限定部数
- 150
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
平山郁夫《絲綢之路 パミール高原を行く》は、峻厳な雪嶺を背に、岩だらけの高原を進む隊商の姿を描き、シルクロードの旅に宿る苛烈さと崇高さとを、静かな格調のうちに伝える作品です。画面奥にそびえる白い山々は、冷たい光を受けて鋭く切り立ち、その圧倒的な量感が、この地の自然の厳しさを端的に物語っています。手前では、駱駝にまたがる人々が斜面をゆるやかに進み、岩礫の散る大地の起伏が、旅路の険しさと長さを実感させます。人物も隊商も大きく誇張されることなく、むしろ雄大な自然のなかに小さく置かれることで、人の歩みの慎ましさと確かさとがいっそう際立っています。異国の雄大な風景を描きながら、本作に流れるのは単なる冒険や異国趣味ではなく、困難な道を越えて文化を結んできた人々への深い敬意でしょう。厳粛でありながら詩情を失わず、平山郁夫らしい精神性と歴史観が静かに結晶した一作です。