作品番号:0004938
- 作家名
- 平山郁夫
- 作品名
- アフガニスタンの砂漠を行く・日
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 41.1 × 88.0 cm
- 額寸
- 68.3 × 113.2 cm
- 制作年
- 2008年
- 版数
- 37版37色
- 限定部数
- 130
- サイン
- 本人サイン
- 備考
-
喜寿記念
- 在庫状況
- 売却済
平山郁夫が題材として好んで描いたシルクロード。陽に照らされる人々とラクダの姿には、作者の平和への願いが込められています。
平山郁夫「アフガニスタンの砂漠を行く・日」は、シルクロードの要衝であるアフガニスタンの砂漠を舞台に、人と隊列が静かに進む姿を描いた作品である。白昼の強い光にさらされた砂漠は、広大でありながらも静まり返り、画面全体には張りつめた空気と悠久の時間が同時に漂っている。 本作では、明るい色調を基調としながらも、日本画ならではの抑制された階調によって、砂の質感や大地の起伏が丁寧に表現されている。人物や動物は細部を描き込むのではなく、簡潔な形として配置され、個々の存在を超えた「旅」そのものの象徴として画面に定着している点が印象的である。 平山郁夫は、シルクロードを文明と文化、信仰が交差する精神の道として捉え、生涯にわたり砂漠の風景を描き続けた画家である。本作「アフガニスタンの砂漠を行く・日」もまた、過酷な自然の中を進む人間の営みと、歴史の流れを静かに見つめる平山芸術の核心を伝える一作といえるだろう。