作品番号:0004874
平山郁夫 絲綢之路天空(シルクロード)
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 45.0 × 97.0 cm
- 額寸
- 68.5 × 120.5 cm
- 制作年
- 1997年
- 限定部数
- 150
- サイン
- 本人サイン
- 取材地
- 火焔山(中国・タクラマカン砂漠)
- 備考
-
民間ユネスコ運動50周年記念
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
背景は天山山脈の支脈である、火焔山の一端。古代には、キャラバンで物質、思想や人の心、宗教や文化が、東から西へ、西から東へと往来した。第67回院展に出品された作品。
平山郁夫《絲綢之路天空(シルクロード)》は、金色に満ちた大気のもとを進む隊商の姿を、雄大な山並みと広漠たる大地のなかに描き出し、シルクロードという悠久の道に宿る歴史と祈りの気配とを格調高く伝える作品です。画面上部を覆う黄金の空は、夕映えであると同時に、文明の記憶を包み込む光そのもののように広がり、その下に連なる山々は簡潔で大きな量感をもって、乾いた大地の厳しさと崇高さとを際立たせています。手前を静かに進む駱駝の列は、小さく抑えられながらも確かな律動を持ち、長い旅の時間、交易の往来、人々の祈念までも想像させます。地表に落ちる影の連なりが、隊商の歩みをいっそう印象深くし、広大な空間に静かな物語性を与えています。平山郁夫が生涯を通して見つめたシルクロードの世界は、単なる異国風景ではなく、東西文化を結ぶ精神の道としてここに結晶しているのでしょう。壮大でありながら静謐、荘厳でありながら親しみ深い、平山芸術の魅力に満ちた一作です。