作品番号:0014261

横山大観 霊峰不二

作品画像

横山大観「霊峰不二」日本画

作品の詳細

技法

日本画

画寸
45.8 × 57.0 cm
額寸
74.6 × 83.0 cm
制作年
1937年
サイン
横山大玄箱
鑑定

横山大観記念館鑑定登録

備考

絹本彩色

在庫状況
在庫あり
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作品の解説

横山大観の《霊峰不二》は、雲間に姿を現す富士山を主題に、日本の自然が持つ崇高さと精神性を静かに描き出した作品である。
淡い金地を思わせる空間に、墨の濃淡で表された山容が浮かび上がり、写実を超えた象徴的な富士の姿が示されている。
山麓に配された松の緑は、画面に安定感と生命の気配を与え、悠久の時を超えて変わらぬ自然の姿を印象づける。
余分な描写を排した簡潔な構成は、見る者に静かな感動と内省を促し、富士山を単なる風景ではなく、精神的存在として捉える大観芸術の本質を雄弁に語っている。
横山大観は、近代日本画の革新者として知られ、岡倉天心の理念のもと、日本画に新たな精神性と表現の自由をもたらした画家である。
生涯にわたり富士山を描き続けた大観にとって、《霊峰不二》は、日本文化の象徴を普遍的な美のかたちへと昇華した代表的主題の一つといえる。

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