星襄一
樹木にこだわった木版画の制作を続け「樹の木版画家」と呼ばれる
1913年大正2年 〜 1979年昭和54年
新潟県で生まれ台南師範卒業後、現地で教職に13年間たずさわり、戦後は台湾より生地に帰還して孔版画を習った。昭和24年に日本版画協会展にて受賞。昭和27年には日本版画協会の会員となって木版画を独習し、昭和34年国画会にて国画賞を受賞する。その後も第2回、第3回、第4回の東京国際ビエンナーレ等に精力的に出品し、昭和35年には国画会の会員となった。星襄一の作品は国内の美術館(東京国立近代美術館・千葉県立美術館)のみならず世界各地の美術館(ニューヨーク近代美術館〈アメリカ〉・シカゴ美術館〈アメリカ〉・ベルリン国立博物館〈ドイツ〉・ハイファ美術館〈イスラエル〉等)に所蔵され、国際的な活躍を窺うことが出来る。
- 性別
- 男性
- 誕生日
- 1913年9月27日(土)
- 歿日
- 1979年6月17日(日)
- 出身地
- 新潟
年 | 主な出来事 |
---|---|
1913年大正2年 |
新潟県北魚沼郡小出町に生まれる |
1932年昭和7年 |
台南師範学校卒,現地にて教職13年 |
1946年昭和21年 |
戦後台湾より引揚げ,生地にて謄写版印刷業を営みながら孔版画を始める |
1949年昭和24年 |
日本版画協会展にて根市賞受賞 |
1952年昭和27年 |
日本版画協会会員となる |
1956年昭和31年 |
武蔵野美術学校西洋画科卒、木版画独習 |
1960年昭和35年 |
国画会会員となる |
1969年昭和44年 |
ニューヨークにて現代日本版画巡回展 |
1970年昭和45年 |
『樹シリーズ』に取り組む、オレゴン大学にて100人の日本版画巡回展 |
1971年昭和46年 |
ベルギー・ブラッセルにて現代日本版画展 |
1972年昭和47年 |
イタリー・カルピ国際木版画トリエンナーレ |
1976年昭和51年 |
10月22日八千代市勝田台に居住,ジャパン・アート・フェスティヴァル ベルギー・ブラッセルにて現代日本版画展,モンゴル取材旅行 |
1979年昭和54年 |
6月17日、逝去 |