騎馬像の彫像で有名な作家。エルトリア文化の色濃く残る地域に生まれた彼は一貫して「馬」モチーフに作品を制作した。美術学校時代から銅版画を始めるが、精力的に版画の制作を始めたのは1950年以降。フィレンツェとピストイアに、マリノ・マリーニ美術館がある。
- 性別
- 男性
- 誕生日
- 1901年2月27日(水)
- 歿日
- 1980年8月6日(水)
- 主な所蔵美術館
- マリノ・マリーニ美術館
年 | 主な出来事 |
---|---|
1901年明治34年 |
2月27日、イタリア、トスカーナ地方の街ピストイアで生まれる。エトルリア文化の影響を受ける。 |
1917年大正6年 |
フィレンツェの美術学校で絵画と彫刻を学ぶ。 |
1929年昭和4年 |
ミラノ近郊の美術学校で教鞭をとる。 |
1930年昭和5年 |
パリへ。キリコ、マイヨールと親交。 |
1931年昭和6年 |
彩色された木彫「エルジリア」の開始。(1949年完成) |
1932年昭和7年 |
ミラノとローマで初の個展。 ミラノとローマで初の個展。「軽業師」の連作開始。 |
1934年昭和9年 |
ドイツ旅行で、ハインリッヒ2世の騎馬像に深い感銘を受ける。 |
1935年昭和10年 |
ローマ・クァドリエンナーレで彫刻大賞受賞。「ポモナ」の連作、「騎手」制作。 |
1937年昭和12年 |
パリの国際展覧会で大賞受賞。 |
1938年昭和13年 |
結婚。 |
1939年昭和14年 |
「踊り子」の連作開始。 |
1940年昭和15年 |
ミラノのブレーラ美術学校教授に着任。 |
1948年昭和23年 |
ヴェネツィア・ヴィエンナーレに参加。展示に一室が与えられる。ヘンリー・ムーアと深い親交を結ぶ。 |
1950年昭和25年 |
ニューヨークで個展が大成功。ストラビンスキーの肖像彫刻制作。 |
1952年昭和27年 |
ヴェネツィア・ビエンナーレで彫刻大賞受賞。 |
1954年昭和29年 |
ローマ展で国際大賞。 |
1959年昭和34年 |
ハーグの広場に5mの騎馬像設置。 |
1962年昭和37年 |
チューリッヒ美術館で、最初の大回顧展。 |
1965年昭和40年 |
イタリア版画協会名誉会員になる。フィラデルフィア美術館で版画展。 |
1966年昭和41年 |
ドイツで絵画と素描の巡回展。 |
1968年昭和43年 |
イタリア銅版画ヴィエンナーレで一等賞。 |
1972年昭和47年 |
ミラノ市名誉会員になる。 |
1973年昭和48年 |
ミラノ市立近代美術館内に、彼の彫刻・絵画・版画のマリーニ美術館開室。 |
1974年昭和49年 |
イタリア共和国下十字騎士勲章受賞。右手首を痛め、絵画、版画制作に専念。 |
1976年昭和51年 |
ミュンヘン近代美術館で170点に及ぶ大版画展開催。 |
1978年昭和53年 |
日本でマリノ・マリーニ展。ほかでも回顧展開催。 |
1980年昭和55年 |
8月6日、スイスのヴィアレッジオにて逝去。 |
1982年昭和57年 |
日本でマリノ・マリーニ展開催。 |
1983年昭和58年 |
ベネツィアで大回顧展。 |
1984年昭和59年 |
ミュンヘン、マンハイム、ハンブルグ、ウィーンで大回顧展。 |
1988年昭和63年 |
フィレンツェにマリノ・マリーニ美術館開館。 |