ジョアン・ミロ （Joan Miró i Ferrà）

スペインのバルセロナで宝石類の細工や時計製造職人の家庭に生まれる。商業学校を卒業後、見習い会計士として就職も、病気に。長期の療養生活になる。その後、美術学校（私塾の画塾）で学ぶ

ダルマウ画廊で初めての個展

パリ旅行。初めて前衛美術にふれる。ピカソらに会う。細密描写時代。

渡仏。経済難で食事もままならず。唯一付き合いのあった友人を通して、ダダ運動の代表者でもあるトリスタン・ツァラ、マックス・ジャコブらに初めて会う。ダダ運動に参加

ラ・リコルヌ画廊での個展は失敗。絵は一枚も売れず。一時、モンロチに戻る。

初期の代表作『農園』を制作。写実的な絵画制作を行う最後の年となる

記号的な絵画の制作を始める。『耕地』制作。ボクシングを通じてヘミングウェイと知り合う

アンドレ・プルトンがシュルレアリスム運動を起こす

「シュルレアリスム革命」誌に、作品が掲載される。シュルレアリスムの絵画展に参加。ピエール・ローブ画廊で個展が成功

ロシア・パレエ団の「ロミオとジュリエット」の舞台装飾をマックス・エルンストと共同制作

オランダ旅行。『オランダの室内Ⅰ』等を制作。古典となった巨匠の作品からインスピレーションを得た作品を数多く制作していく

ピラール・ジュン・コーサと結婚。しかし、その後、しばらくの間、表現の危機に陥る。31年まで絵画を制作せず

パリのピエール画廊、ブリュッセルのゴーマン画廊で個展。また初めてアメリカで個展開催（ＮＹのヴァレンタイン画廊）

ピエール画廊でオブジェ彫刻展

ピエール・コル画廊でモンロチで描いた小さな油彩群を発表

エッチングを初めて手掛ける。コラージュ的絵画を手掛ける。スペイン内戦前の不安も現れた暗く悪夢的な絵画を制作

スペイン内戦が勃発し、フランスに亡命。パリへ。印象派美術館の「現代スペイン絵画」展に出品

グランド・ショーミエールのデッサン教室に入室。生きたモデルに直面し、フォルムをとりもどす契機となる。アトリエを持たないため、ピエール画廊の中二階で制作も行う。パリ万博のスペイン共和国館のために『刈り入れ人』を制作

ノルマンディ海岸べりの小さな村に転居

代表作である『星座』シリーズの制作を始める。独自の造形言語が成立していく。ドイツ軍侵攻のため、スペイン・マヨルカ島に

ニューヨーク近代美術館で初の大回顧展

スペインのバルセロナに戻る

ＮＹのピエール・マティス画廊で個展

初めてアメリカへ。シンシナティの高層ビル内レストランの大壁画を制作。マーグ画廊のシュルレアリスト展に出品

パリのマーグ画廊で個展。

木版画を初めて制作。翌年にかけてハーバート大学以来の大壁画制作

パリのマーグ画廊、ＮＹのピエール・マティス画廊で個展

ヴｪネツッア・ビエンナーレの版画部門国際大賞受賞。

パルマに移住。大きなアトリエでの制作が可能となる

ユネスコ本部のためにロレンス・イ・アルティガスと共同で『太陽の壁』『月の壁』を制作

ＮＹ近代美術館で回顧展。グッゲンハイム財団国際大賞受賞

パリ国立近代美術館で大規模代表作品展

ロンドンのテート・ギャラリーとチューリヒ美術館で大回顧展

日本で大回顧展

カーネギー絵画賞受賞

バルセロナの旧聖十字架病院で大回顧展

大阪万博のために陶壁画制作

シカゴ・アート・インスティテュート、ロンドンのへイワード・ギャラリー、チューリヒ美術館などて彫刻展。

グラン・パレで絵画・彫刻・陶器の大回顧展、パリ市立近代美術館で大版画展

ジョアン・ミロ財団　現代美術研究センターが正式にオープン。バルセロナのマーグ画廊で代表作品展

マドリードで代表作品展。

メキシコ近代美術館で回顧展。日本国内で絵画・素描展が巡回

「ミラノのミロ」展がミラノの多くの会場で開催

逝去