フランス象徴主義を代表する画家。
ルドンは印象派の画家たちと同世代だが、その作風やテーマは大いに異なっている。光の効果を追求し、都会生活のひとこまやフランスのありふれた風景を主な画題とした印象派の画家たちに対し、ルドンはもっぱら幻想の世界を描き続けた。19世紀後半から20世紀初頭にかけてという、西洋絵画の歴史のもっとも大きな転換点にあって、独自の道を歩んだ孤高の画家というのがふさわしい。
- 性別
- 男性
- 誕生日
- 1840年4月20日(月)
- 歿日
- 1916年7月6日(木)
年 | 主な出来事 |
---|---|
1840年天保10年 |
4月20日、フランスボルドーの生まれ。 |
1864年元治元年 |
パリに出てジャン=レオン・ジェロームに入門するが数か月でやめ、ボルドーに戻って放浪のボヘミアン画家として知られた銅版画家ロドルフ・ブレダンの指導を受ける。 |
1870年明治3年 |
普仏戦争に従軍。 |
1879年明治12年 |
初の石版画集『夢の中で』を刊行した。 |
1882年明治15年 |
ル・ゴーロワ新聞社で木炭画と版画による個展を開催。ユイスマンスらに注目される。エドガー・アラン・ポーの作品を意識した二番目の石版画集『エドガー・ポーに』刊行。 |
1890年明治23年 |
それまでの作品と打って変わって、作品に豊かな色彩を用いるようになる。 |
1913年大正2年 |
アメリカのアーモリー・ショー(アメリカにおけるヨーロッパ現代美術紹介の展示で、マルセル・デュシャンも出品していた)で1室を与えられ、展示した。 |
1916年大正5年 |
逝去。 |