アントニ・タピエス
スペイン20世紀の現代美術の巨匠
スペイン 1923年 〜 2012年
国際的な評価は1950年末までに定着し、1960年代初期まではエンリケ・タバラ、アントニオ・サウラ、マノロ・ミラレスや他のスペイン人アンフォルメル派の芸術家と作業した。1970年代にはポップ・アートの影響を受け、家具の破片などのもっと大きな物体を絵画にくわえるようになってきた。タピエスのアイデアは世界中の芸術、特に絵画、彫刻、版画の分野などに大きな影響を及ぼした。世界中の様々な美術館に彼の作品が収蔵されている。
- 性別
- 男性
- 誕生日
- 1923年12月23日(日)
- 歿日
- 2012年2月6日(月)
- 主な所蔵美術館
- Fundació Antoni Tàpies
年 | 主な出来事 |
---|---|
1923年大正12年 |
12月13日、スペイン・バルセロナ生まれ。 |
1944年昭和19年 | バルセロナ大学で法律を学ぶが、画業に専念するため1946年に退学 |
1945年昭和20年 | 厚塗りや奇妙な素材、土などの混合物によるコラージュ制作を試みる |
1949年昭和24年 | 超現実主義に関する一連の絵画を制作。東洋の芸術、哲学に関心を持つ |
1950年昭和25年 |
初めての個展をバルセロナで開催。 |
1951年昭和26年 | [ピカソ](/artist/パブロ・ピカソ)をたずねる |
1953年昭和28年 |
初めてニューヨークを訪れる。マーサ・ジャクソン・ギャラリーで個展。サンパウロ・ビエンナーレでグランプリ受賞 |
1955年昭和30年 | パリで個展。アンフォルメルの一翼をになう。講演では創造的自由と非合理な衝動の行使を擁護し、“公認されたアカデミックな形式”を排撃する。東洋の精神的修行、バラモン、ヨガ、道教、禅の研究に熱中 |
1958年昭和33年 | 第29回ヴェネツィア・ビエンナーレでユネスコ賞受賞 |
1960年昭和35年 |
初期まではエンリケ・タバラ、アントニオ・サウラ、マノロ・ミラレスや他のスペイン人アンフォルメル派の芸術家と作業した。 |
1966年昭和41年 | 反フランコ政権の活動に積極的に参加 |
1970年昭和45年 |
ポップ・アートの影響を受け、家具の破片などのもっと大きな物体を絵画にくわえるようになってきた。 タピエスのアイデアは世界中の芸術、特に絵画、彫刻、版画の分野などに大きな影響を及ぼした。世界中の様々な美術館に彼の作品が収蔵されている。 |
1984年昭和59年 | タピエス目録出版。アントニー・タピエス財団創立 |
1990年平成2年 | 高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門受賞 |
1992年平成4年 | 英王立芸術アカデミー名誉会員 |
1993年平成5年 | 第45回ヴェネツィア・ビエンナーレにおけるインスタレーションで金獅子賞、ユネスコから「ピカソ・メダル」を受ける |
1995年平成7年 | ニューヨーク、グッゲンハイム美術館で回顧展 |
1996年平成8年 | 日本で巡回回顧展 |
2012年平成24年 |
2月6日、逝去。 |