作品番号:0009857
後藤順一 鶏頭花
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作品の解説
日本画家・後藤順一(ごとう じゅんいち)は京都市立芸術大学日本画専攻科を修了し、日本美術院(院展)を中心に活躍してきた日本画家である。 院展では奨励賞や春の院展外務大臣賞を受賞するなど高い評価を受け、現在は日本美術院特待として活動している。 繊細な描写による花鳥画を得意とし、自然の生命感や季節の情趣を静かな画面構成で表現する作風で知られている。 本作「鶏頭花」は、鮮やかな赤色の鶏頭の花と小鳥を組み合わせた、華やかで愛らしい花鳥画作品である。 燃え立つような赤い花弁は画面の中心で強い存在感を放ち、その上に軽やかにとまる小鳥の姿が画面に動きと生命感を与えている。金地に近い背景の柔らかな色調が花の鮮やかな色彩を引き立て、装飾性と気品を兼ね備えた画面を構成している。 自然の美しさを簡潔で洗練された構図によって表現した本作は、後藤順一の花鳥画に見られる優雅な感性と繊細な描写力がよく表れた魅力的な一作である。