作品番号:0004975
平山郁夫 アフガニスタンの砂漠を行く・月
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 42.5 × 91.0 cm
- 額寸
- 68.0 × 115.0 cm
- 制作年
- 2008年
- 版数
- 40版41色
- 限定部数
- 100
- サイン
- 本人サイン
- 備考
-
喜寿記念
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
平山郁夫《アフガニスタンの砂漠を行く・月》は、群青に沈む砂漠の夜を背景に、月下を進む隊商の姿を静かに描き出し、旅の厳しさと祈りにも似た静謐とを格調高く結晶させた作品です。画面を包む深い青の階調は、砂漠の夜の冷気と果てしない広がりを感じさせ、そのなかに浮かぶ満月と星々が、旅路を見守る清らかな光として冴えています。駱駝の列は一定の律動をもって連なり、白い馬に騎乗する人物の姿が画面の中心に静かな核をつくっています。白衣と馬体の明るさ、そして鞍布の赤褐色は、青の世界のなかでひときわ印象深く、異国の旅情と人の営みの温度とをさりげなく伝えています。遠く連なる砂丘の起伏は単なる背景にとどまらず、長い時間と大地の呼吸そのものを思わせ、全体には壮大でありながら澄みきった静けさが保たれています。東西文化の往来を見つめ続けた平山郁夫らしい、精神性と叙情に満ちた一作です。