作品番号:0004933

平山郁夫 月下シルクロードを行く

作品画像

平山郁夫「月下シルクロードを行く」リトグラフ

作品の詳細

技法

リトグラフ

画寸
38.6 × 54.0 cm
制作年
2002年
版数
24版24色
限定部数
150
サイン
本人サイン
在庫状況
売却済

作品の解説

平山郁夫が題材として好んで描いたシルクロード。月に照らされる人々とラクダの姿には、作者の平和への願いが込められています。

平山郁夫「月下シルクロードを行く」は、作家が生涯を通じて描き続けたシルクロードの世界を主題に、夜の静寂と悠久の時間を象徴的に表現した作品である。
月光に照らされた大地を進む隊列は、砂漠の広がりとともに静かに描かれ、画面全体には深い沈黙と緊張感が漂っている。
色彩は抑制され、夜の青や大地の褐色が穏やかに重なり合うことで、幻想的でありながらも現実感を失わない空間が構成されている。
行き交う人々や動物の姿は細部まで描き込まれることなく簡潔に示され、個々の存在を超えた「旅」そのものの象徴として画面に定着している点が印象的である。
平山郁夫は、シルクロードを人類の文明と文化が交錯する精神の道として捉え、数多くの作品を残した画家である。
本作「月下シルクロードを行く」もまた、歴史と祈り、そして人間の歩みを静かに見つめる平山芸術の本質を伝える一作といえるだろう。

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