中毒に就て
PL.13
フランスの作家Jules Boissièreの『中毒に就て』は、中国とベトナムにおける阿片中毒について書かれた見聞記で、藤田嗣治が水彩画16点の挿絵を描いた作品である。本作品は、その藤田嗣治が寄せた挿絵をもとに制作されたリトグラフである。
技法 | リトグラフ (複製版画) |
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画寸 | 28.6 × 22.5 cm |
レゾネNo. | Sylvie Buisson 28-205 (volume II, page 552) |
制作年 | 1928年 |
在庫状況 | 在庫あり |
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藤田嗣治について
東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される「乳白色の肌」の優美な美しさは、多くの人々の心をとらえました。その後中南米を旅行して日本に帰国し、二科展で活躍するとともに、第二次世界大戦中は戦争画も描きます。大戦が終わるとフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。