作品番号:0012609
ティム・ロジャーソン 切迫した運命
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
ジークレー・オン・キャンバス
- 画寸
- 75.0 × 60.0 cm
- 額寸
- 83.3 × 68.3 cm
- 限定部数
- 95
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
ティム・ロジャーソン《切迫した運命》は、『不思議の国のアリス』の幻想的な世界を、力強く現代的な感覚で描き出した作品です。画面上部には、不敵な笑みを浮かべるチェシャ猫が大きく描かれ、その手前にはネズミたちの姿が添えられています。二つのキャラクターの対比によって、不思議の国ならではの奇妙さやユーモア、そしてどこか不穏な空気感が際立っています。 鮮烈な色彩と勢いよく走る荒々しい筆致は、ティム・ロジャーソンならではの表現です。輪郭をあえて揺らすように描くことで、チェシャ猫が煙のように現れては消える、掴みどころのない存在として表現されています。背景にも渦巻く線や飛沫のような色彩が広がり、画面全体にスピード感と緊張感を与えています。 また、ポップアートやストリートアートを思わせる自由な感覚を取り入れながらも、単なるキャラクター表現に留まらず、『不思議の国のアリス』が持つ夢幻的で不条理な世界観を巧みに描き出している点も魅力です。タイトルの《切迫した運命》が示すように、物語の中で何かが起ころうとする瞬間の高揚感や不安を、色彩と筆致そのもので体感させる作品となっています。