木曽 寝覚の床
木曽川の水流によって花崗岩が侵食されてできた自然地形である。1923年(大正12年)3月7日に国の名勝に指定されている。
寝覚の床には、浦島太郎が竜宮城から帰ってきた後の伝説が残っている。
浦島太郎は竜宮城から地上へ帰るが、まわりの風景は変わっており、知人もおらず、旅に出ることにした。旅の途中、木曽川の風景の美しい里にたどり着き、竜宮の美しさを思い出し、乙姫にもらった玉手箱をあけた。玉手箱からは白煙が出て、白髪の翁になってしまう。浦島太郎には、今までの出来事がまるで「夢」であったかのように思われ、目が覚めたかのように思われた。このことから、この里を「寝覚め」、岩が床のようであったことから「床」、すなわち「寝覚の床」と呼ぶようになったという。
技法 | 油彩 |
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画寸 | 8号 |
額寸 | 59.2 × 67.0 cm |
制作年 | 1974年 |
鑑定書 |
洋画商協同組合 |
取材先 | 長野県木曽郡上松町 |
在庫状況 | 売却済 |