瀧下和之
ライフワークとしている「桃太郎図」は、桃太郎と名付けられながらも、描いているのは「鬼」ばかりです。日本人なら老若男女だれもが知る昔話をテーマに、本編の話とズレた鬼目線で、生活感ある鬼の暮らしぶりがユーモアたっぷりに描かれています。 昔話の世界をコミカルな現代的シチュエーションで描く瀧下和之の桃太郎図ワールドとアートのバランスを取っているのは、その巧みな構成力と色彩感覚です。どの鬼たちも、画面の中の舞台で活き活きと役割を演じ、その色合いはあくまでも日本的美意識のもとにまとめられています。 瀧下和之はこのシリーズを6年に一度画集にまとめるというリズムで制作を続け、鬼を1000点描くという目標を達成した今も、日々鬼たちの舞台劇を描き続け、ゆくゆくは画集をコミックスのように揃えていきたいと言います。
瀧下和之のデータ
- 性別
- 男性
- 出身地
- 熊本
- 公式サイト
- 瀧下和之オフィシャルウェブサイト
瀧下和之の略歴
- 1975年(昭和50年)
熊本県に生まれる。
- 1999年(平成11年)
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
- 2000年(平成12年)
瀧下和之展
- 2001年(平成13年)
東京藝術大学大学院(中島千波研究室)修了
- 2003年(平成15年)
瀧下和之「桃太郎図」展/熊本市現代美術館
- 2006年(平成18年)
「作家の卵展」(長野/おぶせミュージアム)
- 2007年(平成19年)
Scope Miami 2007(MIAMI・Roberto Clemente Park)
TCAF2007(東京美術倶楽部)
ShinPA!(おぶせミュージアム)
アジアン・アート・フェア(ニューヨーク)- 2008年(平成20年)
ShinPA!!(長野/おぶせミュージアム)
ピクニックあるいは回遊 展(熊本市現代美術館)- 2009年(平成21年)
「メリー・ゴー・ラウンド―煌めきと黄昏」(熊本市現代美術館)
『瀧下和之作品集 桃太郎図』(求龍堂刊)
第4回 東山魁夷記念 「日経日本画大賞展」(ニューオータ二美術館)- 2010年(平成22年)
アートフェア東京 出品
- 2011年(平成23年)
九州新幹線開業記念展
- 2012年(平成24年)
個展-画集刊行記念-(全国巡回)
- 2015年(平成27年)
「桃太郎図Ⅱ」画集刊行(求龍堂刊)。「どんぶらこ。」絵本刊行(求龍堂刊)
- 2016年(平成28年)
「瀧下和之展-桃太郎伝説-」(箱根芦ノ湖・成川美術館)
- 2018年(平成30年)
「ジャポンイズムJAPONism2」画集刊行(求龍堂刊)
「なつやすみ所蔵企画展 美術⇄物語 え!からはじまる、ストーリー。」(メナード美術館/愛知)
- 2019年(平成31年/令和元年)
PULSE ART FAIR(マイアミ)
- 2024年(令和6年)
アートフェア東京「キン肉マン×瀧下和之 ヒーローズ。」