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ベルナール・ビュッフェ「ネグレスコ LE NEGRESCO No.487 」リトグラフ

ベルナール・ビュッフェ「ネグレスコ LE NEGRESCO No.487 」リトグラフ

「ル・ネグレスコ」は、フランスのコートダジュール地方ニースにあるリゾートホテル。プロムナード・デ・ザングレに位置し、美しいパームツリーに囲まれて建ち、1913年に開業、アンリ・ネグレスコがデザインしたこのホテルは 、ポルトガル王妃アメリ、パリ伯、ウラジミールとディミトリ皇子などの世界の著名人を魅了し、コート・ダジュールの歴史に欠かせないホテルです。彫刻を施した美しい白壁にピンクのドームを配した宮殿のような外観をし、エンジェル湾に面した国定史跡になっています。ロビーは豪華なシャンデリアや調度品で装飾されエレガントな雰囲気を醸し出しています。

技法 リトグラフ
画寸 43.5 × 34.0 cm
レゾネNo. 487
制作年 1986年
限定部数 150
サイン 本人サイン
在庫状況 売却済

ベルナール・ビュッフェについて

ベルナール・ビュフェ(1928-1999)は、黒い描線と抑制された色彩によって第二次世界大戦後の不安感や虚無感を描出し、世界中の人々の共感を呼びました。その虚飾を廃した人物描写は、当時の若者に多大な影響を及ぼしたサルトルの実存主義やカミュの不条理の思想の具現化として映り、ビュフェ旋風を巻き起こしました。具象画壇の旗手となったビュフェはベルナール・ロルジュやアンドレ・ミノーとともに、新具象派あるいはオムテモアン(目撃者)と呼ばれ、1950年代半ばには日本でも頻繁に紹介されました。日本の美術界は抽象画全盛の季節を迎えていましたが、ビュフェの黒い直線と強烈な表現に衝撃を受けた芸術家は少なくありませんでした。以来、半世紀以上の年月が流れましたが、現代のアートシーンにおいてもビュフェの存在感はゆるぎないものとなっています。

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