しだれ桜
東大寺本坊襖絵へ奉納するために、本坊40面の襖絵を5年がかりで制作された内の1作。 襖絵を制作したのは、東大寺1260年の歴史で初めてのこと。 「1000年先の人達に、名もなき人が無心の境地で描き上げた絵だと見てほしい」-小泉淳作-
技法 | シルクスクリーン |
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画寸 | 36.0 × 88.0 cm |
額寸 | 60.3 × 111.5 cm |
制作年 | 2011年 |
版数 | 25版25色26度刷 |
限定部数 | 130 |
サイン | 本人サイン |
備考 |
華厳宗大本山東大寺襖絵完成記念 |
在庫状況 | 売却済 |
小泉淳作について
建仁寺の天井画や東大寺の襖絵など壮大な作品で知られる。特定の美術団体に属さず、画壇とも距離を置き「孤高の画家」と呼ばれた。小泉さんは大正13年鎌倉生まれ。東京美術学校で日本画を学ぶが、ルオーなど西洋絵画の影響を受けた独特の画風は世間に受け入れられず、商業デザインで生計を立てながら「自分の絵」を模索し続けた。50歳を過ぎてようやく水墨画に開眼。自然が発する「気」をとらえ、リアリズムに徹した作品を多数発表した。晩年は寺院の天井画や襖絵などの大作にも取り組みんだ。好きな絵を自分なりのスタイルで描き続けた87年の生涯だった。