作品番号:0012936

小泉淳作 紅牡丹

作品画像

小泉淳作「紅牡丹」銅版画

作品の詳細

技法

銅版画

画寸
48.0 × 61.0 cm
額寸
73.5 × 93.5 cm
限定部数
50
サイン
本人サイン
在庫状況
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作品の解説

小泉淳作による本作《紅牡丹》は、牡丹の豊麗な花姿を、端正な構成と落ち着いた色調のうちに描き出し、華やかさのなかに静かな品格を湛えた一作です。
大きく咲きひらく二輪の牡丹は、淡い紅を含んだ花弁を幾重にも重ね、やわらかな量感をたたえながら、見る者の視線をゆるやかに惹き寄せます。
その中心に置かれた黄の花芯は、抑制された全体の色調のなかでひときわ鮮やかなアクセントとなり、花の内に宿る生命の強さと気高さを印象づけています。
一方、周囲を囲む深い緑の葉は、花の明るさを引き立てると同時に、画面全体に落ち着いた奥行きと安定感をもたらしています。
小泉淳作は、自然の姿を豪奢に飾るのではなく、対象の本質に迫るような真摯なまなざしで捉えることに魅力があり、本作にもその誠実な観察眼がよく表れています。
牡丹という富貴の象徴を主題としながらも、華美に流れず、清澄で格調高い美へと昇華しているところに、この作品ならではの大きな魅力があるでしょう。

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