鬼頭鍋三郎
1899年(明治32年) 〜 1982年(昭和57年)
日本近代洋画を代表する画家です。東京美術学校(現・東京藝術大学)で学び、洋画の技巧と造形感覚を磨いた後、人物や静物、風景を力強い筆致と鮮烈な色彩で描きました。写実に根ざしながらも、形態の構造を誇張したり色面を大胆に構成したりする表現は、対象の存在感や精神性を際立たせます。1948年の第1回日展で特選を受賞し、以降の主要展でも高い評価を得ました。また教育者として後進の育成にも尽力し、日本洋画史に確かな足跡を残しています。
鬼頭鍋三郎の略歴
- 1899年(明治32年)
6月18日(日)、愛知県生まれ。
- 1915年(大正4年)
岡田三郎助、辻永に師事。帝展に出品。
- 1923年(大正12年)
松下春雄と美術グループ「サンサシオン」結成。
- 1931年(昭和6年)
光風会会員。1934年帝展特選。
- 1943年(昭和18年)
陸軍大臣賞受賞。(戦後は日展に出品)
- 1952年(昭和27年)
日展運営会参事。
- 1953年(昭和28年)
中部日本新聞社文化賞受賞。
- 1954年(昭和29年)
渡欧。
- 1956年(昭和31年)
日本芸術院賞受賞。
- 1958年(昭和33年)
日展評議員。
- 1959年(昭和34年)
文化功労者となる。
- 1963年(昭和38年)
日本芸術院会員、日展理事。
- 1968年(昭和43年)
愛知県立芸術大学教授。
- 1969年(昭和44年)
日展常務理事。
- 1970年(昭和45年)
勲三等瑞宝章受章。
- 1975年(昭和50年)
日展顧問。
- 1980年(昭和55年)
「画業六十周年記念 鬼頭鍋三郎回顧展」開催
- 1982年(昭和57年)
6月14日(月)、逝去。