作品番号:0009965

杉山寧 行(白衣)

作品画像

杉山寧「行(白衣)」銅版画

作品の詳細

技法

銅版画

画寸
18.0 × 15.5 cm
額寸
44.6 × 37.0 cm
制作年
1982年
限定部数
20
サイン
本人サイン
在庫状況
在庫あり
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作品の解説

杉山寧による本作《行(白衣)》は、白衣をまとった女性が驢馬にまたがり、静かに道を進む姿を、簡潔で詩的な線によって描き出した味わい深い銅版画です。
画面は小品ながら、人物と動物の姿が端正にまとめられ、余計な説明を排した構成のなかに、旅や巡礼を思わせる深い物語性が宿っています。
白いヴェールに包まれた女性の表情はほとんど閉ざされていながら、その沈黙がかえって内面の静けさや祈りの気配を強く印象づけています。
杉山寧は、戦後日本画を代表する画家のひとりとして、写実を基礎にしながらも、対象の奥にある精神性や象徴性を格調高く表すことに長けた作家です。
本作にも、異国的な題材を借りながら、人間の孤独や敬虔さ、時間の静かな流れをすくい上げる、杉山芸術ならではの清澄な詩情が息づいています。
繊細な線と抑えた明暗のなかに、静けさと気品、そして遠い物語への想像を広げる魅力を湛えた作品といえるでしょう。

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