作品番号:0009615
李禹煥 IN MILANO 4
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
ドライポイント
- 画寸
- 150.0 × 90.0 cm
- レゾネ No.
- 中央公論No.126
- 制作年
- 1992年
- 限定部数
- 50
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
李禹煥《IN MILANO 4》は、1992年にミラノで制作された《In Milano》連作の一点で、海外収蔵記録では In Milano 1〜5 の同年シリーズとして制作されました。作品はリトグラフとドライポイントを併用した版画で、約90×150cmの横長画面に、黒い形態が白い余白の中へ点在する構成をとっています。 この作品で印象的なのは、描かれた形の少なさよりも、それらのあいだに広がる「間」の強さです。下辺に沿って散らされた黒い筆触は、石片や遺構の断片のようにも、あるいは都市のなかに残る沈黙の記号のようにも見え、簡潔でありながら深い時間性を感じさせます。李禹煥が一貫して追求してきた、ものと空間、存在と関係の問題が、この画面でも静かに可視化されています。 李禹煥は1936年韓国生まれ。のちに日本を拠点に活動し、「もの派」を代表する作家として国際的に高く評価されてきました。《IN MILANO 3》にも、最小限の形態によって空間全体を緊張させる、李禹煥ならではの思索的な表現がよく表れています。