作品番号:0009211
宮廻正明 花時
作品画像
作品の詳細
- 技法
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日本画
- 画寸
- 6号
- サイン
- 共シール
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
宮廻正明は、自然界に宿る生命の循環や気配を、日本画の精緻な描写と静謐な構成によって表現してきた作家である。本作《花時》は、草を食む馬の横顔を画面いっぱいに捉え、春の野に満ちる生命の息づかいを静かに伝えている。柔らかな緑の重なりで描かれた草地と、馬の毛並みを丹念に追った筆致は、対象への深い観察眼と慈しみを感じさせる。華やかな瞬間ではなく、名もなき「花の時」を生きる存在そのものに光を当てる姿勢は、宮廻作品に一貫する精神性である。人と自然が共に在る時間の尊さを、控えめでありながら確かな存在感をもって示す一作といえよう。