作品番号:0007116
ベルナール・ビュッフェ 花瓶のキンセンカ No.390
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 68.0 × 49.0 cm
- 額寸
- 96.2 × 75.2 cm
- レゾネ No.
- 390
- 制作年
- 1981年
- 限定部数
- 150
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
ベルナール・ビュッフェは、鋭い線描と抑制された色彩によって、静物や人物に独特の緊張感を与えた戦後フランスを代表する画家である。「花瓶のキンセンカ」は、花という伝統的な静物モチーフを通して、ビュッフェ特有の造形感覚が明確に示された作品である。 画面中央に据えられた花瓶とキンセンカは、太く明確な輪郭線によって形づくられ、写実性よりも構造の強さが際立っている。花は本来の華やかさを抑えた表情で描かれ、背景との鋭い対比によって、静物でありながら緊張感を帯びた存在として浮かび上がる。色彩は限定的に用いられ、線と形の関係性が画面全体を支配している点に、ビュッフェ芸術の本質がうかがえる。 ビュッフェは静物を単なる装飾的題材としてではなく、時代や自身の内面を投影する場として捉えてきた。本作「花瓶のキンセンカ」もまた、日常的なモチーフの中に孤独や緊張を内包させた一作であり、ビュッフェの静物画の魅力を端的に伝える作品といえるだろう。