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ベルナール・ビュッフェの新着作品を
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ビュッフェにとって、サントロペは母との思い出の地です。 赤や青、緑など色鮮やかなボートが浮かぶ海、同じく華やかな店先のファサード。 夏のサントロペの爽やかな空気感が、ビュッフェの持ち味である鋭い黒の線描と色彩センスによって表されています。
1978年に制作されたカラードライポイント作品。 本作は、ビュッフェの版画制作の全体像をまとめた版画レゾネ第二集の表紙作品として選ばれており、版画表現の代表例のひとつと位置づけていたことがうかがえます。 ドライポイント特有の鋭く緊張感のある線に加え、色彩を伴うカラードライポイントは制作数が少なく、ビュッフェの版画作品の中でも特に希少な技法です。 サントロペの港というモチーフは、構築的な線描と抑制された色面によって再構成され、風景でありながら造形的緊張を保った画面が成立しています。 本作は、技法的完成度と作家史的な位置づけの両面から注目される一作といえるでしょう。