作品番号:0005343
東山魁夷 緑の詩 (小版)
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 33.0 × 65.0 cm
- 額寸
- 54.5 × 87.0 cm
- 制作年
- 1998年
- 版数
- 28版
- 限定部数
- 350
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
東山魁夷が生涯にわたり追求した「自然と精神の交感」を象徴的に表した作品です。深く澄んだ緑に包まれた画面の中に佇む白馬は、単なる動物表現ではなく、静けさや純粋性、祈りにも似た精神性の象徴として描かれています。東山の白馬は「見る者の心を自然の奥へと導く存在」「人と自然をつなぐ媒介」として語られることが多く、本作においてもその役割は明確です。 白という色は、周囲の緑を際立たせると同時に、画面に静かな緊張感と清浄さをもたらし、時間が止まったかのような感覚を生み出します。緑の濃淡が織りなす奥行きの中で、白馬は動きを見せることなく佇み、鑑賞者を内省へと誘います。《緑の詩》は、風景を描きながら、心の在り処や安らぎを問いかける東山芸術の本質を体現した一枚といえるでしょう。