作品番号:0005309
東山魁夷 波濤
作品画像
作品の解説
唐招提寺御影堂障壁画の制作過程で生まれた習作の一つともいえる作品です。 障壁画は、鑑真和上の精神と生涯を讃えるため日本各地の風景がモチーフとして選ば れ、鑑真和上が海を渡って日本へと辿り着いた壮大な旅路となった日本海がテーマに なっています。画面いっぱいに押し寄せる群青の大波が、時に静けさを孕み、時に荒れ 狂う姿を見せます。白く砕ける波頭は光をまとい、海の息づかいと生命力を放射します。 そして、海岸の大岩に強風を受けながらも青々とした葉を付けた松。大地のエネルギー や生命力を存分に感じさせます。