作品番号:0004922
平山郁夫 アンコールワット遺跡 朝陽
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 46.0 × 97.0 cm
- 額寸
- 71.8 × 122.0 cm
- 制作年
- 2000年
- 限定部数
- 100
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
平山郁夫《アンコールワット遺跡 朝陽》は、夜明けの金色の光に包まれたアンコールワットを、静かな樹影のあいだから望む構図によって描き出し、遺跡に宿る悠久の時間と、朝の祈りにも似た清新な気配とを格調高く伝える作品です。画面奥には、朝陽を受けてやわらかく浮かび上がるアンコールワットの伽藍が静かに横たわり、その端正なシルエットが、長い歴史を重ねた聖地の重みを穏やかに印象づけています。手前には濃い青を帯びた木々と地面が大きく配され、枝葉の影が額縁のように景色を囲むことで、彼方に見える遺跡の神聖さと遠さとがいっそう深められています。金と青との対比は鮮やかでありながら静かで、朝の光が大地と建築を少しずつ目覚めさせてゆく時間の移ろいが、画面全体にやわらかく満ちています。異国の遺跡を描きながら、本作に漂うのは単なる景観の美しさではなく、長い歴史への敬意と、光によって更新される祈りの感覚でしょう。荘厳でありながら穏やか、平山郁夫らしい精神性と叙情に満ちた一作です。