作品番号:0002477
- 作家名
- 荻須高徳
- 作品名
- 金の時計盤
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 45.5 × 55.0 cm
- レゾネ No.
- No.72
- 制作年
- 1978年
- 限定部数
- L(50)和紙刷り
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 売却済
荻須高徳は、生涯の多くをパリで過ごし、名所ではなく街の片隅に宿る都市の記憶を描き続けた画家である。本作《金の時計盤》は、建物の外壁に掲げられた時計を主題とし、時間と都市の静止した気配を象徴的に表現している。パリ旧市街に見られる商店建築や街路の構造を想起させ、画家の生活圏に根ざした取材をもとに構成されたものと考えられる。荻須は実景を忠実に写すのではなく、記憶と構造を整理し再構築することで、普遍的な都市像へと昇華させた。本作においても、金色の時計盤が静かに画面を引き締め、無言の時間が流れる荻須芸術の本質が端的に示されている。