作品番号:0002354
小倉遊亀 紅梅と徳利
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
木版画
- 画寸
- 26.0 × 37.0 cm
- 額寸
- 45.9 × 57.0 cm
- 制作年
- 1999年
- 限定部数
- 300
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
小倉遊亀による「紅梅と徳利」は、凛とした紅梅の枝と、静かに置かれた徳利の取り合わせが印象的な作品です。伸びやかな枝の流れというよりも、画面の中でほどよく抑制された枝ぶりが、かえって梅の可憐さと気品を際立たせています。やわらかな紅色の花は、余白を活かした構図の中で端正に浮かび上がり、小倉遊亀らしい澄んだ色彩感覚が感じられます。 また、徳利の素朴な存在感が、華やかな梅を受け止めるように画面全体を落ち着かせ、静物画としての深みを生み出しています。華美に飾り立てるのではなく、身近な器物と花を簡潔に組み合わせることで、日常の中にある美しさを静かに掬い上げている点も、本作の大きな魅力です。 小倉遊亀は、骨太な描線と明快な造形、そして温かみのある色彩によって独自の日本画世界を築いた画家として知られています。本作でも、簡潔なモチーフの中に確かな生命感と格調が宿り、穏やかな余韻を楽しめる一枚となっています。