作品番号:0017388
上村淳之 錦秋
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
シルクスクリーン
- 画寸
- 23.1 × 63.5 cm
- 制作年
- 2014年
- 限定部数
- 120
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
秋の自然が見せる豊かな彩りを、鳥たちの生命感とともに描き出した花鳥画です。 画面左では、黄緑色の羽をもつカワラヒワが地面に降り立ち、紫色の花のそばで静かに佇んでいます。一方、右側には黒い頭部と白い頬が特徴的なシジュウカラが、紅葉した木々の中に姿を見せています。 鳥たちは画面を飾るための単なる添景ではなく、それぞれが自然の中で息づく存在として捉えられており、植物と鳥が織りなす穏やかな生命の営みが感じられます。 1933年京都に生まれた上村淳之は、父・上村松篁、祖母・上村松園という日本画の名門に育ち、京都市立美術大学で学びました。早くから鳥の飼育と観察を続け、身近に鳥と暮らす中で、その姿だけでなく生態や生命そのものへの理解を深めていきます。こうした経験を基盤として、独自の花鳥画を築き上げ、日本藝術院賞、文化功労者、文化勲章など数々の栄誉を受けました。 本作では、カワラヒワやシジュウカラの姿と、紫の花、鮮やかな紅葉が金色を帯びた背景の中で響き合っています。秋の華やかさを描きながらも、画面に流れるのは静かで落ち着いた時間です。自然を丹念に観察してきた上村淳之だからこそ捉えられた、季節の美しさと生命の気配が一体となった作品といえるでしょう。シルクスクリーンによる端正な色彩も相まって、華やかさと品格を兼ね備えた一作です。