作品番号:0017387
ルイ・イカール 白いシンフォニー
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
エッチング
- 画寸
- 48.0 × 38.0 cm
- 額寸
- 91.0 × 81.0 cm
- 制作年
- 1932年
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
フランス、トゥールーズに生まれたルイ・イカールは、パリの絵はがき工房で腕を磨きながらエッチングやリトグラフの技法を身につけ、独学に近い形で画家としての道を切り開きました。1920年代から30年代にかけて、優雅な女性像を描く作家としてアメリカでも熱狂的な人気を博し、アール・デコを代表する存在として名を馳せています。 本作「白いシンフォニー」は、そうした円熟期のイカールらしさが凝縮された一点です。豪奢な毛皮をまとい寛ぐ女性のかたわらには、彼が好んで画題とした大型犬・ボルゾイが寄り添い、白を基調とした画面全体に上品な静けさと官能的な余韻を漂わせています。 人物と犬という異なる存在が同じ律動の中に溶け合う構図は、イカール芸術の真骨頂ともいえるものです。エッチング特有の繊細な線描が、絹や毛皮の柔らかな質感を巧みに表現しており、モノクロームでありながら豊かな階調を感じさせる仕上がりとなっております。時代を超えて愛され続ける、イカールの気品と洗練を静かに物語る作品です。