作品番号:0017365
藤城清治 日の出のプレリュード
作品画像
作品の詳細
- 技法
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ジークレー
- 画寸
- 32.0 × 42.0 cm
- 額寸
- 59.8 × 68.0 cm
- 限定部数
- S 800
- 備考
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技法:ダイヤモンド・スクリーニング
- 在庫状況
- 予約中
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作品の解説
藤城清治は、色とりどりの素材と光を用いて幻想的な世界を描き出す「光の絵」の創始者として知られ、90年を超える画業の中で数多くの物語的な情景を生み出してきました。舞台美術や絵本の分野でも活躍し、透明感のある独自の色彩表現によって、現実と夢が溶け合うような世界を築き上げてきた作家です。 本作「日の出のプレリュード」でも、その作風は存分に発揮されています。海に浮かぶグランドピアノを舟に見立て、鍵盤の陰影をそのまま船体の意匠へと溶け込ませる着想には、遊び心と詩情が同居しています。 画面中央から立ち上る光の筋は夜明け前の空へと続く階段のように描かれ、その先では道化師を乗せた馬たちが宙を軽やかに駆け、綱渡りをするように連なっています。左右に広がる漆黒の空間に散りばめられた星々の輝きが光の道をいっそう際立たせ、遠景に浮かぶ吊り橋のシルエットが、幻想の中にどこか現実の記憶を呼び覚ますような効果を添えています。 水平線の彼方から差し込む太陽の光は静かな高揚感をたたえながら画面全体を包み込み、ピアノの上に佇む2匹の蟹の姿が、物語の始まりを見守る観客のような役割を果たしています。 夢と現実、静けさと躍動感が絶妙に交錯するこの1枚は、藤城清治が生涯を通じて追い求めてきた光と影による物語世界の、ひとつの到達点といえる作品です。