作品番号:0017362
ルイ・イカール ピクニック
作品画像
作品の詳細
- 技法
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エッチング
- 画寸
- 37.8 × 86.0 cm
- 額寸
- 69.5 × 118.4 cm
- 制作年
- 1929年
- 備考
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SCHIFFER. 368
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
ルイ・イカールの《ピクニック》は、木立の下でくつろぐ女性たちとオープンカーを一つの画面に収めた、弓なりの扇形構図が印象的な一枚です。 白いドレスをまとった女性たちが語らい、ピクニックに興じる穏やかな時間の一方で、右手ではオレンジ色の自動車のボンネットに身を投げ出すように横たわる女性の姿が描かれ、静と動の対比が画面全体に軽やかなリズムを生み出しています。 傍らに寄り添う一匹のボルゾイも、当時のモダンな生活風景を象徴する存在として、画面に品格を添えています。 イカールは1888年、フランス・トゥールーズに生まれました。パリでポスターや雑誌の挿絵画家として研鑽を積んだのち、独自のエッチング技法による優美な女性像で一躍人気を博します。 1920年代から30年代にかけては、自動車や旅行、社交といった当時最先端の風俗を軽妙なタッチで描き、アール・デコ期を代表する版画家としての地位を確立しました。 本作でも、伝統的な牧歌的主題であるピクニックの情景に自動車という近代の象徴を取り込むことで、古典と現代が交錯する独特の世界観が生み出されています。淡い色彩とエッチングならではの繊細な線が織りなす画面には、軽やかで洗練された時代の空気が漂っています。